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お葬式の豆知識
■ 葬儀の作法やマナーについて

​(注)地域差や風習などによって異なる場合もございますが、よく一般的に行われている形や考え方をご案内いたします。

​お供え物を渡したい・贈りたいとき

​亡き人を悼むお気持ちの1つの表現として故人に差し上げる品物です。ご遺族に差し上げるものではございません。

お渡しする品物に特に決まりはなく、ご存知であれば故人が好きだった物、お花や日持ちのする菓子折り、お線香などをお渡しになる方々が多いようです。お葬式前ご自宅にお持ちする場合には、あまりかさばらない物をお渡しした方がいいでしょう。お花であれば花束にしたり、枕花(小さめの篭花)がよろしいかと思います。うかがわずにご自宅へ品物だけを郵送・宅配などで送る場合には、品物が届く前に予めご連絡しておきましょう。お葬式会場でのお供えは、祭壇の脇に飾る篭花や果物篭、表に飾る花環などがあります。出来ればお葬式の施行を担当している葬儀社を調べて直接依頼すれば、ご遺族の手をわずらわせることもありません。ご遺族や、お葬式がおこなわれる式場に問い合わせをして、担当している葬儀社を確認し、なるべく直接依頼するように致しましょう。

​お香典を渡したいとき

​ご自分がお葬式の式場へ出向く場合は、その会場の受付にお渡し頂きます。都合が悪くどうしてもお葬式会場へ出向くことが出来ない場合には、うかがえる距離であれば事前にご連絡した上でご自宅に出向き、直接お渡しすることをおすすめ致します。遠方などでうかがえない場合には現金書留で郵送する場合もありますが、その際はお香典だけではなくお悔やみのお手紙を添えるようにして下さい。勤務先の関係者であったりお建前のお付き合いの方の場合には、会場へ出向く他のお仲間に預けて渡して頂いたり、お香典ではなく弔意だけをお伝えする形で弔電を打たれることもご選択肢の1つです。

 

お香典金額の一般的な相場目安(地域差があります)

・ご身内、会社の上司・ご親友などの場合   ・・・ 1万円以上

ご近所のお付き合い・会社の同僚などの場合 ・・・ 5千円~1万円

​お建前のお付き合いの場合         ・・・ 5千円

お焼香・拝礼の作法について

■お焼香(仏教)

お線香を立てるのも、お葬式の儀式でお焼香をするのも香を焚く意味ではどちらもお焼香になります。

お焼香をする意味は、香は仏の食べ物である、故人の弔いを行う者自身の穢れを落とすため、においを消すためなどがその理由だそうです。

お焼香の手順

故人への拝礼を行うことが最優先  ⇒  故人への一礼から焼香作法を行い、それを終えてから列席者への一礼をおこなう。

焼香を始める前、終えてからと2回列席者へ一礼することがよくおこなわれておりますが、まずはご尊前に拝礼をして焼香をおこない手を合わせ、それを終えてから最後に左右の列席者へ一礼をしてお下がりいただくのが本来の形です。

お焼香の宗派別の作法

おこなわれているお葬式の宗派作法に合わせたり、ご自分がご信仰されている宗教・宗派の作法で行ったりと、それは個々のお考えでお焼香を行っていただければ結構です。大勢が参列している場合には1回でも構いません。

 

真言宗  ・・・  3回 抹香(粉末状のお香)を額に押し戴いて(額に付けるような動作)それを3回繰り返す。

日蓮宗  ・・・  1回または3回 抹香(粉末状のお香)を額に押し戴いて(額に付けるような動作)それを1回または3回繰り返す。

臨済宗  ・・・  1回 抹香(粉末状のお香)を額に押し戴いて(押し戴かなくても良い)それを1回行う。

曹洞宗  ・・・  2回 抹香(粉末状のお香)を1回目は左手を下から添えながら額に押し戴いて、2回目は押し戴かずに計2回行う。

浄土宗  ・・・  特にこだわらない。

天台宗  ・・・  特にこだわらない。

浄土真宗 ・・・  1回 抹香(粉末状のお香)を額に押し戴かずに1回行う。

日蓮正宗 ・・・  3回または1回 抹香(粉末状のお香)を額に押し戴いて(額に付けるような動作)それを3回または1回繰り返す。

■玉串拝礼(神道)

神道では榊の枝を玉串と言います。玉串は神に敬意を表し、神威を受けるために祈念を込めて捧げるもので、神との仲立ちをする供物の意味があります。故人を弔う拝礼はその玉串を捧げる形でおこないます。玉串を受け取ったら、玉串案(玉串を捧げる台のこと)の上に枝のお尻を祭壇に向けて捧げます。

拝礼の手順

二礼二拍手一礼 ・・・ 玉串を捧げた後にご神前に向かって深いお辞儀を二回おこないます。両手で二回手のひらを拍手するように合わせます。葬儀の時におこなう拝礼が他のお参りと大きく違うのは、拍手の際にパンパンと音が出ないように偲び手でおこないます。最後に深いお辞儀を1回して終了です。1つ1つの動作をゆっくり・しっかりとおこなうと、きれいな拝礼の動作になります。

■キリストの拝礼

キリスト教が仏教・神道と大きく違うのは、人が亡くなると神や仏になるという考えではなく、人の死は永遠の命の始まりであり不幸な出来事ではないとされています。葬儀は神に対して祈りを捧げるもので、遺族を慰める場でもあります。拝礼はカーネーションなどの花を献花する形でおこなわれますが、それはあくまでも故人とのお別れの1つの表現方法であり、故人に手向けるということよりは、遺体(棺)周りを花できれいに装飾することが献花を行う本来の意味です。キリスト教で捧げものをするときの対象はすべて神に対して行われることなのです。

拝礼の手順

花の向きは、故人に差し上げる向きで茎の尾を祭壇に向けて台の上に手向けます。その後はキリスト教をご信仰されている方は神に祈りを捧げます。他の宗教の方は、合掌などそれぞれの作法もしくは一礼をしながら故人とのお別れや敬意をお伝えして終了になります。

■ ご遺体のご安置について
北枕

ご安置の際、頭の向きは「北」もしくは「西」に向けるように致しましょう。それは仏教の祖である釈迦が入滅の際、北の方角へ頭を置いて横になった “ 頭北面西 ”(ずほくめんさい)と言われる事から来ていると言われています。日本では釈迦の故事にちなみ死を忌むことから北枕は縁起が悪いこととされ、死者の極楽往生を願い遺体を安置する際のみ許されていました。ただし、北枕に固執してお部屋に斜めにご遺体を安置するようなことはやめましょう。北が無理であれば西枕でも大丈夫です。ご安置後に葬儀社がドライアイスの処置を致します。ドライアイスは空気に触れて蒸発するためなるべく風が当たらないようにすると長持ち致します。

枕飾り

遺体の枕元に置く飾りのことです。

 

仏教では白木の台や小さな机に白い布をかけ、香炉(こうろ)、燭台(しょくだい)、花立(はなたて)の三具足(みつぐそく)を置きます。

この他に鈴(りん)、水を入れた茶碗、一膳飯・枕団子などを供え、花立てには樒(しきみ)を一本差します。香炉には線香を、燭台には蝋燭を立てますが、これは「不断香(ふだんこう)」と呼ばれ絶やしてはいけないものとされています。

 

神道では、水やお神酒、塩や米、榊を飾ります。神道の場合は故人の好物だった食べ物など、生ぐさ物を供えてもかまいません。

 

キリスト教では特に枕飾りをする習慣はありませんが、カトリックではロザリオ、聖書、聖歌集などを置き、プロテスタントでは十字架、燭台、聖書、讃美歌集などを置くのが一般的です。

神棚封じ

家族が亡くなった際に神棚の扉を閉じ、正面に白い半紙を貼るならわしのことです。

神道では死を穢れと考えるため、神様に死の穢れが及ぶことを防ぐために行うとされています。

神道以外の宗教で葬儀を行う場合にも神棚は封じておきましょう。

神棚は忌明け(神道では50日・仏教では49日)まで封じておきましょう。この間は神棚が閉じているのでお供えや拝礼も行いません。

■ ご遺体の処置について
死化粧

旅立たれる故人のためにきれいに身支度をして差し上げましょう。

男性の場合はひげを剃って髪をとかして整えてあげましょう。ご逝去後、数日間はひげや爪、髪の毛はまだのびてきます。

女性の場合は髪を整え、ファンデーション・ほお紅・口紅などで派手にならない程度の清楚なメイクをしてあげましょう。

長い闘病で頬がこけてしまった場合などは、頬に含み綿をしてあげましょう。

弊社ではオプションでプロのスタッフによるラストメイクを承っております。ご要望の際は担当者にご相談下さい。

湯灌

遺体を入浴させ洗浄することです。たらいに水を入れ、後から湯を注ぐ「逆さ水」で故人の体を洗い清めます。

簡易に行う場合には遺体を拭いてあげる清拭(せいしき)で済ませる場合もあります。

実際に入浴させる場合、現在では専門の湯灌師に依頼して行われています。

  • ご指定の場所へ簡易浴槽を設置して、防水処置をしたうえで故人の入浴をおこないます。

  • その後汚物が流れ出るのを防ぐため、故人の体の鼻、口、耳、肛門に脱脂綿を詰める処置を致します。

  • 処置後にラストメイク・ご納棺をおこないます。

エンバーミング

遺体を防腐処理、修復することで長期保存を可能にする技法です。日本語では死体防腐処理、遺体衛生保全などといいます。

エンバーミングの処理を行われた遺体は、注入される薬剤の濃度や量により数日〜2週間程度までは常温での保存が可能です。またこれ以上に

底した処理を行えば、保存可能期間を更に延ばすことができ、防腐剤の交換など定期的なメンテナンスを行えば生前の姿のまま保存展示を実現す

ることが可能です。エンバーミングを行えるのは有資格者のみです。ご要望の際にはその専門施設に故人をご搬送して施設内で行なわれます。

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